「船場吉兆事件」について
連日の報道されています標記の件について、5月12日、緊急の正副理事長会議を開き全料連としての対応について検討を行いました。
その結果、全料連の会員は各県組合で組合員個人の処分規定はないことから、大阪府料理生活同業組合が、下記のとおり定款に基づき除名処分を念頭に退会勧告等を行うことになりました。
昨年11月から偽装表示などで問題となっている船場吉兆が、「お客様が手つかずで残した料理を別のお客様に提供した」という使い回しを行っていたことが公表されました。
5月1日にこれが報道されましたが、私たち飲食を業とする者、調理に携わる者にとってませに“晴天のへきれき”とも言えることが報道されたわけであります。
偽装表示の報道については、私たちは経営者のコンプライアンスの問題であって、これは法令違反で、またそれぞれの店舗がその信用を失うということで、他山の石として自己を律することに努めてきました。また、業界団体においては、改めてJAS法及び食品衛生法についての研修、機関紙によるPR等により、法令遵守の徹底を指導してきました。
今回の公表について報道各社は「客を愚弄する行為」、「厨房は客の目を隔てた密室」、「行政のチェック機能が及ばない行為」、「まっとうな店への疑心を植え付けた」、「大阪の食文化にとって打撃」などという評論を加えています。それぞれ反論の余地のないご意見であり、同時に私たちも全く同じ感想をもってこの報道を受けて目ました。
しかし、「使い回しが業界において常態化している」かのような報道については、私たちは することはできません。はからずも同店調理長が「もったいないと指示された」「恥ずかしい」と語ったようでありますが、この行為は「もったいない」とか「恥ずかしい」とか以前の問題であって、調理に携わる者にとっては考えられない行為であります。
通常、客室から下げられた食器は“洗い場”と呼ばれる部署に運ばれて、残された料理は残飯として処理され、食器は洗浄に回され、厨房へ戻ることはありません。ただ、経営者や料理長が、どのお客様がどの料理を食べ残されたか、或いは手を付けられなかったか、それはなぜかということを確認する場合もあります。何れにせよ客室から下げられた料理に、お客様が手を付けられなかったと見える料理があって「もったいない」という発想が出てきたとしても、再び他のお客様への料理に使い回しされることはあり得ません。
船場吉兆元社長は、「吉兆」創業者湯木貞一氏が“吉兆”の料理を継ぐ一人と認めた、と聞き及んできました。しかし今回の一連の行為は、料理人としての誇りや自負を捨てたものであり、創業者のみならず全ての料理人を裏切った広有為であると言わざるを得ません。
一人の老舗高級料亭の料理人であり経営者である人が行った不信な行為が。“老舗”であるが故に“高級”であるが故に、他の飲食店においても同じであろうと見られることが許しがたい怒りを憶えています。
このたび、私たち大阪府料理業生活衛生同業組合は、船場吉兆に対し、一連の行為が著しく組合の理念に反するものとして、除名処分を念頭に置きながら退会を勧告いたしました。
私たち飲食を業とするものは、吉兆グループの他店も含め、常に飲食業に携わることに誇りと自負を持ってきたと信じますが、これを契機として、それぞれが初心に戻り、さらに安心な食を皆様に提供することに専心し、法令を遵守し、信じられる飲食業界であるべく努力を重ねたいと考えています。
お知らせ
私たち料理・飲食業界は、お客様に安全で安心、美味しい料理を楽しんでいただくことに努力し、実践してまいりました。
しかし、このたび「船場吉兆」が、料理の使い回しを行っていたことが報道されました。これは業界の常識、良識に反する行為であり、決して許されることではありません。
私たちは一人の老舗高級料亭の経営者である料理人が行った、お客様と料理人・飲食業界に対する背徳行為が、他の料理・飲食店においても同じであろうと見られることに許しがたい怒りを覚えています。
このたび、私たち大阪府料理業生活衛生同業組合は、船場吉兆に対し、一連の行為が著しく組合の理念に反するものとして、除名処分を念頭に置きながら退会を勧告致します。
私たちは、飲食業に携わることに誇りと自負を持って北と信じます。それぞれが初心に戻り、さらに安全・安心な食をお客様に提供することに、専心、法令を遵守し、信じられる料理・飲食業界であるべく努力を重ねたいと考えています。
平成20年5月
大阪府料理業生活衛生同業組合
このホームページは、全国中小企業団体中央会より「平成19年度組合等Web構築支援事業」の助成を受けて作成しました。
Copyright © 広島県料理業生活衛生同業組合 東広島支部 All Rights Reserved.









