22年度 全料連事業「泊食分離推進事業」

1.企画背景

社会的背景

 政府は全国を5つの地域に分け、日程をずらした大型連休を春と秋に設ける『休暇分散化』の案を早ければ秋の臨時国会に提出すると発表しました。渋滞や混雑を緩和し旅行需要を掘り起こすとともに、繁閑の集客の差を分散し受け入れ側の生産性を高める狙いがあります。

 また国交省では『泊・食分離プラン』をモデル事業として取り組み、ホテル・旅館を中心に企画を提案する動きも出てきています。

 このような時代の流れをとらえ、料亭・料理店の食事をメインにした、泊食分離事業(試行)を検討し、これを実施することによって、各県料理組合並びに会員店の活性化を図るとともに地域の観光振興に奇与することを提案します。

2.観光の現況

 今、日本の食生活は食のバブル期を迎えているかも知れません。次々と新しい食が氾濫し、日本伝来の料理が徐々に忘れ去られようとしています。また料理だけでなく、建物やコンビニ、スーパーなどの食料品も全て画一化しているのが現状のようです。

 地域にはそこにしかない歴史と伝統や食の文化があります。旅行が楽しいのは、その土地にしかない情緒に触れられるからです。地方によって文化の違いがあるからこそいいのであって、日本中どこへ行っても同じ雰囲気、同じ料理だとしたら楽しいはずがありません。

 そんな中、日本の魅力を見直し、伝えるのが、外国人観光客をはじめ団塊の世代や若者の間で話題になっています。日本各地に伝わっている伝統文化・料理を今一度見直す、日本の魅力再発見の旅が年々増加しています。

3.実施対象と流れ

■メインターゲット

都市圏に住む40〜60代の知的好奇心の溢れる女性

■試行事業の流れ

(1)全国の3県の組合を選定し、県組合単位で参加組合店を募り、ホテル、旅館、観光協会等とタイアップし、料亭・料理店での食事をメインに、お店や土地の歴史・文化など、新たな観光資源の掘り起こしを行い、客層を考慮した定番にないツアーを検討する。

(2)実施決定3県において、モデル事業としてツアープラン・フリープランを旅行会社とタイアップして実施する。

(3)事業結果、専門家による効果測定などを踏まえ、各組合活性化のためのベストプランを構築する。

(4)次年度において、構築されたプランを参画できなかった他の組合でも今後活用できるようにする。

詳しくは東広島支部 内藤まで (422−1860)


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