県料理業生活衛生同業組合東広島支部
和食の「調理技能士会」発足へ

 広島の日本料理界を活性化するため、「広島県日本調理技能士会」発足へ向けてのシンポジウムが11月4日、広島市南区の豆匠広島本店で行われた。広島県料理業生活衛生協同業組合東広島支部の呼びかけ。
 全日本調理師協会名誉会長の神田川俊郎氏をはじめ、全国・広島の業界著名人や蔵田義雄東広島市長など19人が、地域の日本料理界の底上げや若き料理人の育成に向けて意見を交換した。
 神田川氏は「これからは調理師の免許だけでなく、技能士の免許も重要。良い腕を、良い料理を残せるよう、若い世代を育てていきたい。終着駅のない料理の世界で一生勉強できる環境作りを」とあいさつ。
 蔵田市長は「文化や歴史の伝承には食育を含めた食の役割が大きい。料理を通して真心をしっかり伝えてほしい」と歓迎の言葉を述べた。
 終始和やかな空気の中、活発な意見交換で終了した。ホテルみや離宮の総料理長・武藤英世氏は「地域の底上げ、若手料理人の意識向上にも技能士会発足の意味は大きい」と期待を寄せていた。

(2012年11月10日号 プレスネット紙面より)


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